消費者が初めて商品の特徴に触れる機会は、多くの場合、店頭での売り場、ウェブサイト、パンフレット等です。これらの情報をもとにトライアルへと移行します。このようなプロセスでトライアルが行われるため、販促ツールから発信される情報は大変重要です。
ティアレは、商品だけでなく販促ツールのコピーやビジュアルにおいても、差別化された価値づくりができるよう制作のサポートを行います。
美容機器メーカーのケース
小規模な個人経営のエステサロン向け美容機器を販売する企業の事例です。当時の中心アイテムであった美容機器「針を刺さない美容ハリ」というコンセプトのマシンをエステサロンにご紹介するも、成約率が低いことが課題となっていました。さらに、この商品のコンセプト表現が薬機法上の問題により使用できない状況に陥り、訴求全般の見直しとパンフレットのリニューアルを余儀なくされました。
このマシンの効果をきちんと訴求し、かつ薬機法に抵触しない表現を見つけ出すことに注力し、「和漢の世界」を醸成するという結果にたどり着きました。その結果、商品(マシン)は何も変更することなく、コンセプトをバージョンアップし世界観を一新することにより、商品の魅力度が大幅に向上し売上拡大につながりました。
小規模通販化粧品メーカーのケース
通信販売を展開し、シリーズのリニューアルを行った比較的小規模な企業のパンフレット制作の事例です。当時予定されていたリニューアルは中身を一部改良するものの、主にはパッケージをリニューアルするという内容で、商品の中身や機能が大幅に新しくなるわけではないというものでした。オリジナルの原料を配合した商品でしたが、他社と差別化できる強い内容の商品ではなかったため、パンフレットの制作においては新たに消費者の心をつかむ強い訴求要素を見つける必要がありました。
大規模な宣伝広告を予定していない商品のパンフレットであったため、パンフレットそのものが広告宣伝物の役割を担うという視点で、思い切った表現方法を選択しました。ターゲットが共感する強い印象の「ネガティブワード」を切り口に、化粧品では非常識とされるような「ネガティブなビジュアル」を敢えて最も訴求力のある表紙デザインに採用しました。ネガティブなビジュアルを表紙に上手く取り入れることにより、ターゲット層に適度な驚きを与え、興味と共感を持っていただける結果となりました。
私、冠がディレクション
をサポートします
ヒアリング
パンフレットの目的、ターゲット、競合、商品の強みと弱みなどをヒアリングし、競合と差別化をはかる要素を検討します。
ページ割・構成案作成
ヒアリング内容をもとに、ページ数と全体の流れ、各ページの訴求要素を構成し原稿を当てはめていきます。必要な素材はこの時点で抽出し、不足がある場合は、素材を購入するか撮影するかを検討します。
撮影
伝えるべき制作物の目的が、オリジナルカットなしでは達成しにくいと判断された場合は撮影をおこないます。カメラマン、スタジオ、スケジューリング、絵コンテ、香盤表、撮影小道具、撮影ディレクターなどの手配をおこないます。
デザイン
構成と素材をもとにデザインに入ります。ブランドとしてのトーン&マナーが決まっていない場合は、ユーザーの興味を引く表紙の方向性を複数案検討して、その中から1方向を選択します。その後、各ページのデザイン制作をおこないます。
入稿
入稿PDFなどでデザインカンプを確認していただき、アウトライン化の作業をおこなって入稿します。
色校正・納品
印刷会社から上がってきた校正刷りのチェック、色校正の指示までおこないます。納品時にはイラストレーター形式のデータをはじめ、入稿データ一式をお渡しします。
※各ステップのサポートレベルはご契約の内容によって異なります。
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