化粧品マーケティングにおいて最も重要な要素となる商品の企画開発。
効果効能を薬のように明確に訴求することは難しい化粧品においては、消費者に届ける「商品の切り口」が大変重要なポイントとなります。
ティアレは、マーケットの環境を分析・整理して消費者(顧客)の潜在ニーズを掘り起こす強いコンセプトを創造し、そのコンセプトを支える様々な要素(ネーミング、パッケージ、中身処方、メカニズム等)を創意工夫し構築するサポートを行います。
大手医薬品メーカーのケース
化粧品や美容サプリメントを展開していた医薬品メーカーの事例です。この企業は、ビューティー関連商品を製造販売していましたが、薬品の販売というスタイルから抜け出せず、苦戦を強いられていました。
異業種から化粧品への参入が相次ぐ中、この企業は本格的に参入することを決めました。当時この企業には薬品開発の副産物としての技術や処方は存在していましたが、それらの資産を消費者向けの価値に変換することができていませんでした。
そこでこの企業が持っている技術や処方を全て棚卸しして、現在の消費者ニーズにマッチするようコンセプトワークを実施。構築したコンセプトと棚卸して再発見した処方をマッチングさせて、ただの乾燥肌ではなく「超乾燥肌」という、肌タイプに着眼した新たなコンセプトのスキンケアシリーズ開発に成功しました。
新規参入メーカーのケース
中身テクスチャーや中身のポジショニングにおけるアドバイザーとしてサポートに入っていた、自社ブランドを持たない化粧品OEMメーカーの事例です。
この企業が開発していた洗顔料のある中身について社長から評価を依頼され、個性的な中身だったことに興味を持ちました。何とかこの中身を活かした企画ができないかと、コンセプト案を企画したところ大変気に入っていただき、商品化して自社で販売することとなりました。
ちょっと個性的な中身を最大限活かすため一般的なユーザーではなく「洗顔マニア」を対象とした「究極の洗顔料」という企画に着地させました。
中身だけでなく、パッケージ、ネーミング、訴求ビジュアル等、この商品を構成する全ての要素に「たった一つの究極感」を演出する、それが最大のポイントでした。結果的に、ほとんど広告宣伝をしない環境の中で、@コスメで1位を獲得し大きな売り上げをつくるヒット商品となりました。
全て私、冠が
直接サポートします
与件の整理
商品開発をスタートする前に様々な要素を棚卸しします。社内環境(商品、売り上げ、顧客情報)、市場動向、消費者動向等について分析します。
商品コンセプト企画
化粧品マーケティングを展開する上で最も重要といえるステップです。競合品と自社商品の状況や消費者ニーズを考慮し、今までにない新しい切り口のコンセプトを企画します。この段階でコンセプトを表現するネーミングを開発できることが理想的です。
アイテムラインナップ・
美容法の開発
コンセプトを実際の商品に落とし込むステップです。まず、競合品や参考にする商品を選定し、それらを分析しながら、コンセプトに相応しい競争力のあるアイテムラインナップを構成し、具体的な中身処方の開発に入ります。
中身開発
適切なOEMメーカーを選定し、具体的な中身開発を行います。独自の使用テストを繰り返しながら、商品の機能、肌への効果とメカニズム、使用時のテクスチャー、香りなど、コンセプトに合致するオリジナル処方を開発。ユーザーの繊細な感覚を満足させることができる高品質な中身へと仕上げます。
パッケージデザイン開発
パッケージデザインはコンセプトや中身と同様に商品の価値を決める重要な要素です。パッケージデザインを開発する上で大切なことは、商品コンセプトを上手く具現化し、ユーザーにとって魅力的なデザインへと仕上げることです。適切なデザイナーを選定し、材質、仕様、コストなどを加味しながら、商品の魅力を最大限に引き出すデザインのあり方をディレクションします。
商品開発の仕上げ作業
開発してきた商品が、「そもそものコンセプトに合致しているか?」「中身や容器に大きな不具合が発生しないか?」「効果実感やテクスチャーに問題はないか?」等の最終的な商品チェックと、デザインを含めた商品のパワーをコンセプトパフォーマンステストで確認します。このステップを踏むことによって、市場導入後の大きなトラブルの発生を防ぎます。
※各ステップのサポートレベルはご契約の内容によって異なります。
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